上海にいて日系企業の方と話をする中で、よく耳にするフレーズがある。
「商品を使って貰えば良さが分かる・・・」。確かにその通りだと思う。しかし、各企業が最も腐心しているのは、正にターゲットにその商品を使って貰う(買ってもらう)事である。モノ作りに強い日系企業は、つい‟プロダクツアウト”の発想になりがちである。
群雄割拠のマーケットにおいて、商品の良さだけではグローバルマーケットで「使って貰う」まで辿り着けないケースの方が多い。バリューを伝え、使って貰う機会の創出や、買いたいと思わせる仕掛けあって初めて、使って貰う(買ってもらう)人の母数が拡大出来るのである。
※ 写真は例であり、イメージです。