上海の街中を歩いていると、ペット(犬)を連れている人をよく見かける。都会での生活に癒しを求め、ペットを飼う人が増えているのではないかと思う。ペットショップもよく見かける。ペットの展示会も来場者で盛況である。一方ペット人口が増えると共に、問題になるのが、飼えなくなった場合どうするかである。日本でも同様の問題が起きているが、捨て犬が増加する。上海のある場所では、ボランティアの協力により、飼えなくなったペットの新たな飼い主探しを行っている。毎月1回実施し、新たな飼い主が約半分見つかる。仕組みも出来ており、手放したい飼い犬が内容を登録し、欲しい人の身分証を確認し、その場で無料で譲る。
成熟化社会においては、物の需給対応だけでなく、仕組みやアフターサービスの需要も増えてくる。今、上海ではあちこちでで、成熟化社会の取組みが見受けられる。